中小企業のオーナーは、経営者であると同時に教育者であるべきだと思います。
教育者として、社員が自分の将来を真剣に考えるためのレールを敷いてあげる。
その手段として当社では確定拠出年金制度を採用しています。
社員は、「お客様の笑顔」や「やりがい」を求めて入社してきます。
お客様のために一生懸命な社員が、自分自身のことにも同じように一生懸命に、自分の人生を自分で考え、自立し、稼ぐ力を身に着け成長することを願っています。
個人への税負担は増加し、社会保障制度だけでは将来の備えとして十分とは言えない時代です。
預金金利は最低水準になり、親の世代と同じ蓄えで、同じ暮らしはできません。
これからは一人一人が自ら考え、将来に向けた自助努力が必要になります。
そこで考えたのが、総合型確定拠出年金サービス「forche」の導入でした。
確定拠出年金は、当初は大企業中心の企業年金制度でしたが、今では全企業数の97%を占める中小企業でも、簡単に採用できる仕組みになりました。
企業規模を問わず誰もが税制優遇を受けられ、投資や自助努力の必要性を社員が認識できる制度です。
非課税制度で注目されるNISAは、税引き後の給与からしか投資ができません。
経営者の視点では、税引き前積立と税引き後積立の差が歴然であることをすぐに理解できますが、社員も同じようにしくみを理解し、活用することで、これからの時代で活躍できる自立した強い人材に育つことを期待しています。
今後は、社内での勉強会や、社内共有システムを利用した確定拠出年金の情報提供で、さらに社員の自助努力を支援し続けたいと思います。

制度運営の概略図や構造